物語を狩る種族(The Story Hunters)

読んだ本の感想を書いているブログです

2015-01-01から1年間の記事一覧

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最近なんとなくツイート数の推移を眺めてみました。

福澤徹三『忌談 終』

福澤徹三さんの『忌談 終』を読みました。飛行機に乗る機会がありまして、そんなときは角川ホラー文庫の新刊を一冊買うことにしているのです。これは著者の集めた怖い話が35編収められている本。ここ最近読んだ怪談蒐集系の本では一番面白かったかも。以下、…

アガサ・クリスティー『そして誰もいなくなった』

2010年に早川書房のクリスティー文庫で出版された新訳版『そして誰もいなくなった』(青木久恵訳)を読みました。 有名なタイトルで、いつか読もうと思いつつも今まで読んでいなかった作品。20年以上生きていて読んでいなかったのが不思議なくらいですね。ど…

Lavie Tidhar「What Do We Talk About When We Talk About Z――」

忙しさにかまけてブログの存在を忘れていましたが、忘れていても問題ないといえば問題はありませんね。それに忙しくても本を読むくらいの余裕はありました。もしかしたら本を読むのに時間を取りすぎているのかもしれませんけれど。 “It is raining. It seems…

Gene Wolfe「The Woman Who Went Out」

研究のために出かけたところで『F&SF 1985 June』*1を見つけ、せっかくなのでジーン・ウルフの短篇「The Woman Who Went Out」を読みました。まあ英語力に難ありなので、電子辞書片手に読みました。全部で5ページぐらいの分量で、それほど難しい単語も無かっ…

レイモンド・カーヴァー「愛について語るときに我々の語ること」

レイモンド・カーヴァーの短篇集『愛について語るときに我々の語ること』(村上春樹訳)より、表題作を読みました。最近、アカデミー賞受賞で話題の「バードマン」という映画にも劇中劇として出てきているお話です。それにラヴィ・ティドハーの短篇を読んだ…

ジョン・D・マクドナルド「罠に落ちた男」

引き続きエラリイ・クイーン編『クイーンズ・コレクション1』から、ジョン・D・マクドナルド「罠に落ちた男」(甲賀美智子訳)を読みました。ページ数にして17ページ、短くてすぐに読み終わる文章量です。 今までに著作を読んだことは無いのでよく知りませ…

レックス・スタウト「殺人鬼はどの子?」

エラリイ・クイーン編『クイーンズ・コレクション1』より、レックス・スタウト「殺人鬼はどの子?」(山本やよい訳)を読みました。 『クイーンズ・コレクション1』はEQMM(エラリイ・クイーンズ・ミステリ・マガジン)の年刊アンソロジー80年版『ELLERY QUE…

去年買った雑誌のブックガイド

本を読んでるけど感想を書く気力がない+ブログを始めたので月一回ぐらいは何かしら書いておきたい、ということで去年買った雑誌のブックガイドについてあれやこれやメモ的に記しておこうと思います。買っただけでほとんど読んでいないものもあるので、この…